2009年07月12日

梅雨の晴れ間

皆地猫

梅雨の晴れ間、暑いです。写真は昨日の朝、夫を工房に送った時に皆地の道の真ん中で朝寝していた猫さんです。危ないよ!と、どかそうとすると、軽トラのおじさんが苦笑しつつよけて通ってくれました。

昼、発心門王子から本宮大社まで40名様を語り部2名でご案内。「極楽のあまり風」が気持ち良い1日でした。日帰りされるのは高速道路が田辺まで延び、交通の便がよくなったからなのでしょうが、ゆっくり宿泊込で来熊していただけたらな・・・とも思います。
posted by S at 22:22 | 語り部

2009年07月09日

国立博物館に熊野の神様

平成21年7月14日から9月6日まで、東京国立博物館で第62回式年遷宮記念 特別展「伊勢神宮と神々の美術」展が開催されます。
伊勢神宮と神々の美術展公式サイト
http://www.iseten2009.jp/


公式ブログ
を拝見していたら、熊野速玉大社の古神宝や御神像も展示されるそうで、熊野では丁度今、熊野本宮館の南川三治郎さんの写真展でその御神像の大きな写真作品が展示されています。

速玉大社の御神像、5年前の世界遺産登録の年に「祈りの道〜吉野・熊野・高野の名宝 〜」という特別展でも展示されましたけど、国宝の御神像が度重なる長旅や環境の変化で痛まないように願いたいです。

音声ガイドは美輪明宏さんの声らしいです。
私も関東に行ったら拝見してみたいと思います。

ニュース記事
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090617/acd0906172006004-n1.htm
posted by S at 18:01 | 日記

2009年07月05日

熊野本宮館・荒俣宏講演

絵解き
語り部による絵解き

熊野本宮館開館3日目。午前は熊野参詣曼荼羅の絵解きがありました。本宮の語り部は比丘尼姿でなく、「白張」の姿です。語り部さんの語りも本宮、新宮、那智それぞれで個性があって聴き比べるのが面白いです。

十津川太鼓
OMC十津川太鼓倶楽部

午後12時30分からは奈良県十津川村のOMC十津川太鼓倶楽部の演奏がありました。私は玉置神社の例大祭で拝見して今回で2回目でしたが、最前列で聴くと以前聴いた時より何倍もの迫力を感じ、鼓膜も建物全体もビリビリと振動し、天井から何か粉が落ちてきて、建物大丈夫やろかとちょっと心配になったぐらいでした。とても力強い演奏で、途中でバチが折れて取り替えていたのにも驚きです。魂をこめた音の連打、素晴らしい太鼓の演奏でした。




午後1時30分からは作家の荒俣宏さんによる基調講演「熊野の自然と信仰」、とても興味深く面白い講演でした。博物誌的な内容で、厖大な知識から成り立つ世界観から熊野の存在意義をわからせてくれたと思います。

スライドの画像を見ながらのお話で、はじめに世界各地の世界遺産について、紀伊山地と似ている場所や世界遺産の現状や維持状況(末梢されたケースなど)、未登録でも世界遺産に値する場所について等語られました。

中国の泰山と熊野の関連についてのお話では、泰山はじめ死の山を巡った「方士」は修験の元祖なのではないか、ということや、吉野に桜が沢山あることも、死と桜の関係の深さを指摘され、花の窟とイザナミノミコトについても、やはり紀伊山地というのは様々な死と再生の物語が織り込まれた場所なのだと思いました。

“蘇り”というのは良い事か悪い事か、両義的な問題でもあると指摘され、蘇りの地というと単に“癒しの地”として語られがちですが、荒俣さんはそんな安直な思考でなくて流石だと思います。

南方熊楠とエコロジー運動についても、熊野の自然を守ったのは熊楠だけでなく一般市民の力があってこそで、各地の自然は結局関係者、地元民が守るものだとお話しされ、熊楠は生と死をつなげようとしていたのではないか、という言葉もとても印象的でした。

その後再び熊野参詣曼陀羅の絵解きが行われ、3日間に渡る開館記念イベントは終了。熊野本宮館、今後も熊野古道の拠点として活用されていってほしいと思います。



posted by S at 23:54 | 日記

2009年07月04日

熊野本宮館伝統芸能公演

熊野本宮館絵解き

本日も熊野本宮館へ。今日は私も踊りで出させていただく日なのでちょっとどきどきです。
午前10時から多目的ホールで、本宮、新宮、那智、それぞれの曼荼羅がかけられ、それぞれの地域の語り部が「絵解き」をしました。写真は熊野比丘尼に扮して語る新宮の語り部さんです。

お昼は出店であじ寿司を購入。熊野おなじみさんま寿司もおいしいけど、あじ寿司というのもなかなか美味でした。

午後は1時から遊行寺宝物館館長・長島尚道先生による「一遍上人と熊野」の講演がありました。熊野にゆかりの深い時宗の開祖一遍上人について、親しみやすい語り口で解説してくださいました。時宗の念仏札は神奈川から来た人に見せてもらったことがありますが、小さなお札ながら実物を見た時は感動したものです。

子供教室長刀踊

午後2時30分からは熊野本宮伝統芸能保存子ども教室による「大瀬の太鼓踊」「平治川の長刀踊」「お夏清十郎踊り」、田辺市下川下の春日神社で奉納される「上野の獅子舞」の公演がありました。全て和歌山県無形民俗文化財の踊りです。まずはじめは子供達による「平治川の長刀踊」。

大瀬の太鼓踊り

次は「大瀬の太鼓踊」。大人も子供も一緒です。写真はてつ撮影で、私もどこかに写っています。この多目的ホールは木造で音はよく響くのですが、天井の高くなった会議室・・・といったかんじで小さな演台のみで舞台もないし踊るにはとても狭く、いつもはもっと大きな2重の輪を作って踊るのですが、輪を小さくして踊らざるを得ませんでした。その点はとても残念ですが、限られた条件の中でもみんなせいいっぱい頑張って踊りました。

子供教室お夏清十郎踊

次は子供達による土河屋(つちごや)の「お夏清十郎踊り」。これは着替えで観られず残念。初めての発表で子供さんたち、よく頑張りました。

上野の獅子舞

最後は「上野の獅子舞」。田辺市下川下(旧大塔村)の春日神社で奉納される獅子舞で、太鼓も笛も舞も迫力ある素晴らしい獅子舞でした。リズム感が素晴らしく、お客さんからおひねりが飛んできたぐらいでした。観られてよかった。

無形民俗文化財の踊りが連日拝見できて、それぞれの土地の「そこにしかないもの」の魅力というのは計り知れないとしみじみ思います。明日は荒俣宏さんの講演が楽しみです(講演は要申込)。
posted by S at 23:53 | 日記

2009年07月03日

熊野本宮館オープン

熊野本宮館5

朝からわくわくして掃除がはかどりつつ、本日開館の世界遺産熊野本宮館へ。上の写真は熊野川の土手側から写しました。

入口近くのいろいろな出店のむこう、建物前オープニングイベントでは「野中の獅子舞」(中辺路町の伝統芸能)を初めて拝見しました。午後2時30分からという予定でしたがもう2時には始まっていて、予定の変更もあるようなのでイベント目当ての方は早めに来た方がいいかもしれません。

熊野本宮館6

獅子舞が剣をくわえると、拍手喝采!笛や太鼓の音も美しく、近野神社や継桜王子の現地で拝見してみたいものだと思いました。

熊野本宮館3

次は本宮町の芸能・奥熊野太鼓の演奏です。木造の建物の合間での演奏、和太鼓の音が良い反響をしていました。

熊野本宮館1

さて熊野の杉で出来た建物内、多目的ホール側の建物は入口に熊野三山の参詣曼荼羅(複製)がかかっています。7月4日、5日は午前10時から絵解きが行われる予定です。

熊野本宮館2

展示の中の本宮の風土と歳時記、ここに流れる映像とパネルにみ熊野ねっとが数枚画像を提供しています。どれかわかるかな?(協力者一覧にも名前を入れてくださって有難うございました)。

多目的ホールでは熊野のビデオ映像も上映されるのですが、イベント開催期間は定時の上映がなく、イベント時間外だったら要望により事務局の方が上映の操作をしてくださるそうです。語り部の会長さんが熊野古道について語っている映像も入っています。

現在のおすすめ展示は南川三治郎さんの写真展「世界遺産巡礼の道をゆく」、素晴らしい写真です。紀伊山地の参詣道と霊場についての様々な写真が、大きなパネルで堪能できます(8月3日まで日本編『熊野古道』、8月4日から8月31日まで欧州編『カミーノ・ディ・サンティアゴ』の展示予定)。

熊野本宮館4

こちらは観光協会や図書コーナー、世界遺産展示のある建物の、展示コーナーです。事務局前にはパソコンも置いてあります。

建物内の展示にはだいたい英語を併記してあるので、英語圏の方も楽しめるのではないでしょうか。本宮にお出かけの際は、どうぞお立ち寄りください。
posted by S at 21:33 | 日記

2009年07月01日

熊野本宮館見学

7月3日にオープンする熊野本宮館の見学に行ってきました。建物は熊野の杉をふんだんに活かした木造平屋建てで、交流スペース・事務局・世界遺産展示のある建物と、小さな多目的ホールと熊野本宮の歴史に関する展示のある建物との2つに分かれています。ガラス張りなので外から中の様子はわかりやすいのですが、熊野の夏の日差しを考えたら、冬の方が居心地がいいかもしれません。

熊野本宮館

熊野本宮の歴史に関する展示では「本宮の風土と歳時記」というコーナーに32型モニターがあり、そこに流れる映像とパネルの中にみ熊野ねっと提供の画像も数枚入っています。開館したらぜひご覧ください。

展示品に関してとても気になったのは展示場所がガラス張りなので予想以上に日照が強すぎたことです。学芸員の資格を持つ者としては非常に気になりますし、どうにかして遮光をするべきだと思いました。せめて展示場所のガラス張り部分にはスクリーンのひとつもかけてほしいですし、レプリカとはいえ展示品が痛まないようにその点だけは今後改善してほしいです。

いろいろと感想はありましたが、これからの熊野本宮の観光・交流の拠点として、今後おおいに活用されてほしいと思います。
posted by S at 11:29 | 日記

2009年06月27日

梅雨とアジサイ

今日の音無川

朝、夫を皆地へ送って帰路、旧社へ。梅雨時だからか、今日の音無川は川らしく水が流れています。

旧社のアジサイ

誰もいないのでお参りしてからちょこっと笛の自主練習、観光客さんらがいらしたので邪魔にならないよう撤退。すると知人が一遍さんの碑の前のお花を替えに来ていて、こっそり聴いていてくれたようで少しお話。笛の音が大丈夫な人でよかった。こちらこそ、ありがとう。
音無川を渡る方の参道で、あじさいが、すごく気持ち良さそうに咲いています。

今年の梅

昨日は町内の友人と梅を収穫。夫が枝をだいぶ剪定していたのと今年は地域的に梅が不作だったのとで、いつもより収穫量は少ないです。でも夫婦2人分なら丁度いいぐらいに採れました。

梅ジュース

採れた梅で、本日は梅ジュースを仕込みました。来月かさ来月ぐらいには飲めるかな。

夜は某所で尼僧様の法話をうかがいました。御縁に感謝。
posted by S at 22:21 | 日記
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