東北の民俗芸能復興を応援する活動のリンク

2013年07月18日

「とりらと海の写真展」

北の国からお知らせをいただきました!はがきの内容を引用させていただきます。


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「三陸沿岸の芸能とくらし とりらと海の写真展」

平成25年7月15日(月・祝)から27日(土)まで、盛岡市内3ヶ所にて開催。
喫茶クラムボン(盛岡市紺屋町5−33)10時〜19時 日曜休
珈琲・酒 米山((盛岡市内丸5−8 2F)12時〜22時 日曜休
珈琲と設計 ダニーハ(盛岡市青山町4−45−5)11時〜22時 日曜休

写真:阿部武司、石原友、鈴木雄二、飯坂真紀、及川寿郎、瀧音幸司、五十嵐大介(イラスト+写真)、假屋雄一郎、渡辺征治、久保田裕道
特別販売 五十嵐大介サイン入り絵本限定30部
(売上げは岩手三陸沿岸の芸能を応援する募金になります。)
◎会場により展示内容が変わります

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三陸沿岸の様々な郷土芸能の写真に囲まれた展示場というのも素敵ですね。どこでもドアがほしいです。お近くの方これから盛岡へ行こうという方はぜひお出掛して下さい。会場の様子、詳しくはblogとりらをご参照ください。
http://torira.exblog.jp/20016484
posted by そま@み熊野ねっと at 16:01 | 郷土芸能

2013年03月28日

映画「千年の愉楽」

熊野出身の作家・中上健次氏原作の映画「千年の愉楽」(若松孝二監督作品)が全国で公開中です。
http://www.wakamatsukoji.org/sennennoyuraku/
私は先月中上氏の郷里・新宮での先行上映会を拝見。俳優さん達の舞台挨拶もあり会場は賑わい、パンフレット販売所は行列ができ、会場の新宮市民会館はほぼ満席でした。
出演陣それぞれの個性が光っていたと思うけど、いやはや、寺島しのぶさんの演じるオリュウノオバが良かった。科白のない場面でも、思いが伝わってきます。



夫の礼如(毛坊主)との会話で
「読み書き出来んモンはの、覚えなんだら無かったことになってしまう。」
と、もの覚えの良いオリュウノオバは言います。しかし人の中に流れる血は、忘れようとしても無かった事にはなってくれません。中本の男達は、血の宿命に抗えず凄惨な運命を辿ってゆきます。見守り続ける路地の産婆・オリュウノオバの存在感…。

映画のロケ地は東紀州の熊野・三重県尾鷲市須賀利(すがり)。海の風景は原作の路地にはないようだけど、映画「千年の愉楽」にはなくてはならない風景になっていると思います。

所々に物語の生と死の象徴のように映る熊野の磐座「花窟(はなのいわや)」の姿も良かった。中でも靄の立ち込める花窟というのは初めて観たけど、パンフレットを見ると山々に濃い霧のかかる日に急遽監督がスモークの準備をして撮りに行ったようです。美しい。

そして主題歌。あれ、この唄声は・・・と思ったら、民謡好きな人に薦められた奄美の中村瑞希さん(中村瑞希&ハシケン)でした。
「バンバイ」(中村瑞希&ハシケン)
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作品世界を表し、オリュウノオバと路地の男達の生き死にを感じさせる歌詞と曲。今の映画やドラマは「この作品に、この歌でなければ。」という歌が少ないように思いますが、この映画はこの歌であってこそ生きたと思います。

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iTunesへリンク
posted by そま@み熊野ねっと at 14:12 | 日記

2012年12月12日

★日本の祭り応援マガジン「MATSURIsta!」創刊★

日本の民俗芸能や和太鼓の情報を発信する「民俗芸能STREAM」ネットラジオ番組はiTuneのPodcastでも聴けます)主催の西嶋さんご夫婦編集で「日本の祭り応援マガジン MATSURIsta!」が今年7月に創刊されました。電子書籍(本文カラー)紙媒体書籍(本文モノクロ)があり、amazonでも発売中です。

MATSURIsta!は季刊の雑誌で只今夏号・秋号が刊行され、夏号(創刊号)は栗田知佳さんの神楽絵、全日本郷土芸能協会職員・小岩秀太郎さんへのロングインタビュー、新美優さんの「楽器に注目!民俗芸能」、舘野太朗さんの「わたしの地狂言雑記」、西嶋一泰さんの「民俗芸能なう!」の記事が掲載されています。
秋号は栗田知佳さんの神楽絵、全日本郷土芸能協会職員・西田昌代さんへのロングインタビュー、新美優さんの「楽器に注目!民俗芸能」、舘野太朗さんの「わたしの地狂言雑記」、 西嶋一泰さんの「民俗芸能なう!(東日本大震災と民俗芸能)」西嶋遥さんの「体験レポート 鹿踊ワークショップ@東京」、池田義文さんの「21世紀の奇祭 セルフ祭(1)」、宮本幸雄さんの「おまつりへ行こう!」が掲載されています。

この本はお祭りや民俗芸能をわかりやすく紹介してくれる本で、民俗芸能を演じる側の人、好きで観る側の人、双方の視点でアツい記事が書かれています(まあ、演じる人は大概観るのも好きだと思います)。
私もみ熊野ねっとの出張版というかんじで「熊野地方と祭り」の記事を連載中です。
創刊号(夏号)には大瀬の太鼓踊りについて、秋号には平治川の長刀踊りについての記事を掲載。次号の冬号は和歌山県無形民俗文化財「野中の獅子舞」についての取材記事を掲載予定です。

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野中の獅子舞
お祭り・民俗芸能好きな方、詳しくなくても興味あるので読んでみたい!という方、立ち読みサンプルページ(pdf)もありますのでぜひ読んでみて下さいね。
☆和歌山県では紀伊田辺駅近くのCOFFEE HOUSE GORILAで販売中です
(日曜定休)☆
タグ:民俗芸能
posted by そま@み熊野ねっと at 23:45 | 民俗芸能

2012年06月25日

大瀬の馬頭観音さんへ

 熊野本宮大社が旧社地から現在の高台へ遷り120年目になる記念行事「熊野本宮大社正遷座120年大祭」が今年から始まり、例大祭も普段ない行事が加わったりなかなか忙しかったのですが、ブログ、久々の更新です。

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観音橋の下、四村川の清流

 今日は朝から町の小学生たちと一緒に本宮町・大瀬地区の山を登って馬頭観音さんにお参り、大瀬の人達にお話をうかがい、いろいろと教えていただきました。今年の運動会で「大瀬の太鼓踊り」を踊る5年生達は14人で、今週から学校での稽古が始まるのです。息を切らしながら山を登り、20分ほどで馬頭観音さん(吉祥庵)に到着しました。

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 お堂前の大杉

 お参りの後、お話を聞いていると途中で畳の上にヒルが出現!
誰かの足にくっついてきたのか、この季節は植林の山でもこのあたりはヒルが出るのです。地区の方達が出発前に袋に入れた塩を渡してくださったので、その塩で退治することができました。ヒルは歩いている後の方の人につくらしく、先の人が通り過ぎた後に鎌首をもたげて立ち、次の人を待っているのだそうです((((;゜Д゜)))。木の上から落ちてくることもあるので要注意ですね。

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 奉納されている馬の絵

 ケヤキで出来たお堂内に奉納された沢山の馬の絵を観た後にまた下山し、公民館へ。音頭取りさんのお話で太鼓踊りや地区の歴史を学び、その後に実践練習。太鼓打ちと扇の踊りに分かれて練習後、音頭取りさんの歌に合わせて輪になって踊りました。子供達は覚えが早く、もう基本のリズムを理解した子もあったようです。

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 公民館で踊りの練習

 にぎやかに子供達が去った後、保存会の方が平成3年の盆踊りの記録を持ってきてくれて、私も一緒に観賞させていただきました。
20年ほど前の貴重な記録。踊りは常に切れ目なく動き続けて振りも大きく扇もびしっと揃っていて、シナもかっこいい!公民館の壁に貼ってある盆踊り目録に25曲書いてありますが、ここの「太鼓踊り」はそのうちで最も人気のあった曲(4部構成の1曲)なのです。この1曲でも覚えるのに時間がかかりますが、25曲踊れるというのはすごくかっこいい、と思いました。

 観ているうちに扇を持って踊り出す人もいて、私も一緒に扇の持ち方など教わりながら、踊らせていただきました。 今年の盆踊りはどうなるかまだわからないけど、ぜひまた集まって、踊れたらいいな。
posted by そま@み熊野ねっと at 18:41 | 伝統芸能

2011年12月15日

花の御湯

十津川村の折立の橋が復旧し168号線を本宮から五條まで抜けられるようになり、久々に、大和路・奈良市へ。明治以来の災害を乗り越えて、また大和路へ行けるのが嬉しいです。
「春日若宮おん祭り」の始めに斎行される、大宿所祭の「御湯立(みゆたて)の式」を拝見しました。

江戸時代の日光社参詣曼陀羅図(この日光社は護摩壇山西北)で巫女さんが鈴を持って湯立釜のそばにいる姿が描かれていますが、そういう昔ながらの湯立を拝見したく思っていました。
湯立は12月15日午後2時半、午後4時半、午後6時の3回。猿沢池近くの餅飯殿(もちいどの)通り商店街の途中に、大宿所はあります。
「♪尾ーのーあーるー鳥ーとー 尾ーのーなーいー鳥ーとー…♪」
餅飯殿(もちいどの)通りを歩いていたら、おん祭りの懸物(かけもの。捧げ物)にちなむわらべうたが流れていました。尾のない鳥とは、兎のこと。肉食が許されない中で兎だけは鳥として食べても良かったので一羽、二羽、と数えていたそうです。

http://www.kasugataisha.or.jp/onmatsuri/pop/pop_osyuku.html


さて、大宿所へ。御湯立をなさるのは、ベテラン湯立巫女さん。「そねったん」とも言うそうです。初回からたいへん混雑し、1度目はほぼ見えませんでしたが2回目でやっと拝見でき、湯立巫女さんの優しく語りかけるような祝詞奏上に、心穏やかになりました。

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「…南は蔵王権現様の、花の御湯(おんみゆ)なーり!さよーうさ、さよーうさ、さよーうさ…」

と、唱えながら湯立巫女さんが笹の葉で湯釜の御湯を振りまきます。さよーうさ、は神道の作法の「左右左」のことだと思われます。
花の御湯、という言葉で奥三河「花祭り」の湯立を連想しましたが、湯立の枕詞として「花」という言葉が昔からあったのでしょうか。

巫女さんが腰に巻いている縄は「サンバイコ」といい安産祈願のお守りとして、このお祭りの時に授与されるのだそうです。身近なオメデタさんへのお土産に。巫女さんの鈴には昭和33年に奉納された銘がありました。先祖代々、受け継がれている湯立なのだそうです。

5時からも巫女神楽等の神事が斎行され、おん祭りの中心神事は18日まで続きます。
今回は300年ぶりの別願(べちがん。特別な祈願)として、東日本大震災と紀伊半島大水害の復興祈願に舞楽「甘州」「敷手」が奉納されたとのことで、おん祭りで紀伊半島の復興も願われたことに感慨深く思いました。願いが天に、届きますように。
私は15日の行事のみ拝見しましたが、次にうかがう時は舞楽も拝見したいです。

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☆フォト蔵に「御湯立式(みゆたてしき)」スライドショーUPしています。
http://photozou.jp/photo/slideshow/1883126/5739012
posted by そま@み熊野ねっと at 23:17 |
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