東北の民俗芸能復興を応援する活動のリンク

2012年06月25日

大瀬の馬頭観音さんへ

 熊野本宮大社が旧社地から現在の高台へ遷り120年目になる記念行事「熊野本宮大社正遷座120年大祭」が今年から始まり、例大祭も普段ない行事が加わったりなかなか忙しかったのですが、ブログ、久々の更新です。

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観音橋の下、四村川の清流

 今日は朝から町の小学生たちと一緒に本宮町・大瀬地区の山を登って馬頭観音さんにお参り、大瀬の人達にお話をうかがい、いろいろと教えていただきました。今年の運動会で「大瀬の太鼓踊り」を踊る5年生達は14人で、今週から学校での稽古が始まるのです。息を切らしながら山を登り、20分ほどで馬頭観音さん(吉祥庵)に到着しました。

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 お堂前の大杉

 お参りの後、お話を聞いていると途中で畳の上にヒルが出現!
誰かの足にくっついてきたのか、この季節は植林の山でもこのあたりはヒルが出るのです。地区の方達が出発前に袋に入れた塩を渡してくださったので、その塩で退治することができました。ヒルは歩いている後の方の人につくらしく、先の人が通り過ぎた後に鎌首をもたげて立ち、次の人を待っているのだそうです((((;゜Д゜)))。木の上から落ちてくることもあるので要注意ですね。

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 奉納されている馬の絵

 ケヤキで出来たお堂内に奉納された沢山の馬の絵を観た後にまた下山し、公民館へ。音頭取りさんのお話で太鼓踊りや地区の歴史を学び、その後に実践練習。太鼓打ちと扇の踊りに分かれて練習後、音頭取りさんの歌に合わせて輪になって踊りました。子供達は覚えが早く、もう基本のリズムを理解した子もあったようです。

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 公民館で踊りの練習

 にぎやかに子供達が去った後、保存会の方が平成3年の盆踊りの記録を持ってきてくれて、私も一緒に観賞させていただきました。
20年ほど前の貴重な記録。踊りは常に切れ目なく動き続けて振りも大きく扇もびしっと揃っていて、シナもかっこいい!公民館の壁に貼ってある盆踊り目録に25曲書いてありますが、ここの「太鼓踊り」はそのうちで最も人気のあった曲(4部構成の1曲)なのです。この1曲でも覚えるのに時間がかかりますが、25曲踊れるというのはすごくかっこいい、と思いました。

 観ているうちに扇を持って踊り出す人もいて、私も一緒に扇の持ち方など教わりながら、踊らせていただきました。 今年の盆踊りはどうなるかまだわからないけど、ぜひまた集まって、踊れたらいいな。
posted by そま@み熊野ねっと at 18:41 | 伝統芸能

2011年11月27日

こだま祭と太鼓踊り

11月27日(日)和歌山県田辺市本宮町でイベント「第27回こだま祭」が開催され、熊野本宮伝統芸能教室と大瀬地区出身の保存会の方々による「大瀬の太鼓踊り」(県指定・国選択無形民俗文化財)も復活し、出演を果たす事ができました。

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9月の台風12号で浸水被害にあった太鼓も修理から帰ってきて、再び演奏できた時は本当に嬉しくて仕方なかったです。衣装や道具、いろいろなものを修復したり新調したりして準備してきた甲斐がありました。
熊野本宮伝統芸能子供教室の子供達も「平治川の長刀踊り」で出演(県指定無形民俗文化財)。

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みんな、頑張りました。私が洗って修復した長刀も一部あり、本番に使える状態にできてよかった。長刀踊りも太鼓踊りも保存会の音頭取りさんの生歌なのがとても嬉しいです。

今回のイベントはYahoo!ニュースにもなりました。
「被災後の町に活気 こだま祭にぎわう」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000008-agara-l30

台風被災後いろいろな方に現状を気にかけていただき、有難うございます。
「ふるさと岩手の芸能とくらし研究会」様からは御見舞いをいただきました。
blogとりら記事「田辺市本宮町へ」
http://torira.exblog.jp/16537529/
東北の皆様も大変な時にこちらにもお気遣い頂き、感謝で一杯です。本当に有難うございました。おかげさまで熊野も復興に向かっています。被災地の生活の基盤が築かれ、東北も熊野もお互いの土地の伝承と芸能が受け継がれますよう、願っています。

※まだお読みでない方は、ぜひお読みください。↓※

2012年3月まで受付中:岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金
「とりら募金」

http://torira.exblog.jp/16022642/
posted by そま@み熊野ねっと at 23:57 | 伝統芸能

2011年02月13日

第五回和歌山県民俗芸能祭

和歌山県民俗芸能祭を鑑賞しに、久々に和歌山市へ出かけました。この芸能祭は平成19年からはじまって、今年で第5回目です。

今年の出演団体は有田川町から「二川歌舞伎芝居・寿式三番叟」(二川歌舞伎芝居保存会)、海南市から「つつてん踊り」(つつてん踊り保存会)、新宮市から「三輪崎の鯨踊」(三輪崎郷土芸能保存会)、田辺市から「田辺祭」(田辺祭保存会・江川組)、紀美野町から「真国春鍬規式」(りら創造芸術高等専修学校・真国御田の舞保存会)、由良町から「横浜の獅子舞」(横浜の獅子舞保存会)の6団体でした。
どの団体の公演もそれぞれ特色と熱意が伝わる舞台でした。自分の住む南紀熊野からは「三輪崎の鯨踊」と「田辺祭」の江川組が出演。

「三輪崎の鯨踊」は「殿中踊」「綾踊」の2曲から成り、歌も踊りも勇壮で力強く、男の踊り!ってかんじでかっこいいです。綾踊の時に手に持つ「綾棒」、中には浜の小石が入っているらしく「じゃっじゃっ」という音がして、海の波の音を連想させます。踊り手の方達も若い人が多く熱気が感じられました。

田辺祭は神歌とお囃子を中心に、祭の解説を入れながらの上演。お囃子は掛け声と打ち物と、笛の静かなロングトーンの繰り返しが美しく、祭のお囃子なので同じフレーズを繰り返す部分も多く時間もかかるわけですが、前列の方でずっと姿勢を崩さずに笛を吹いていたひとがいて、凛としてかっこいい…って思いました。田辺祭りのお囃子は笠鉾巡行の光景とセットになった美しさもあると思うので、背景に笠鉾の映像があったらさらに良かったのではないでしょうか。

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会場でひとつ気になったのは和楽器のゆったりしたリズムを聴きなれていないおばさま方が客席でうるさかった事。教育のせいかもしれませんが、どんな芸能でも、鑑賞する側の器の問題ってあると思います。最近は学校教育に和楽器を取り入れる傾向があるようですから、これからは元々の日本のリズムを聴ける子たちが育ってほしいものですね。

全体的には子供から年輩の方まで幅広い年齢層が1つの舞台に凝縮されている団体も多く、地域全体で取り組む構造があって、その中で郷土の芸能を大切に「育てている」のが伝わってくるのは理想的だと思いました。色々な分野の伝統芸能に興味を持ってから民俗芸能祭を鑑賞したので、舞台の中に芸能の歴史の流れが見えるように感じる時もありました。
郷土の芸能は新しいか古いかが問題なんじゃなくて「育てる」の過程がどれだけ持てるかが大事だと思います。使い捨てのイベントや外注に依存する企画ばかりになっては勿体ないことですよね。
和歌山県には80件近くの無形民俗文化財があるので、今後の公演でも県下の様々な民俗芸能が拝見できるのを楽しみにしています。
タグ:民俗芸能
posted by そま@み熊野ねっと at 23:46 | 伝統芸能

2009年06月22日

熊野本宮館開館記念イベント

昨日、先一昨日と21年度の太鼓踊り教室へ。今期は太鼓の人も増え、来月本宮大社の前にオープンする熊野本宮館のオープ二ングイベントにも出演させていただくことになりました。開館記念イベントの内容、HPだと伝統芸能公演について詳細の記載がないので(6/22現在)、いただいたちらしを参考に書いておきます。(※要申込のイベントもありますのでご注意を!)




世界遺産 熊野本宮館 開館記念イベント(館内での催しのみ抜粋)

7月3日(金)午後2時30分〜
<地域伝統芸能>
県指定無形民俗文化財「野中の獅子舞」
奥熊野太鼓(本宮町)
(申込不要)

4日(土)午後1時00分〜
<基調講演>
演題「一遍上人と熊野」
講師:遊行寺宝物館館長 長島尚道先生
(※要申込)

午後2時30分〜
<地域伝統芸能>熊野本宮伝統芸能保存子ども教室による県指定無形民俗文化財
「大瀬の太鼓踊」「平治川の長刀踊」「お夏清十郎踊り」
県指定無形民俗文化財「上野の獅子舞」
(申込不要)

5日(日)
午後12時30分〜
<地域伝統芸能>「十津川太鼓」の演奏
(申込不要)
午後1時30分〜
<基調講演>
演題「熊野の自然と信仰」
講師:作家 荒俣宏先生
(※要申込)





館内では他に南川三治郎写真展、ビデオ上映、曼荼羅絵解き、古道ウォークなどもあるそうです。申込先や詳細については下記URLを参照してください。
http://www.city.tanabe.lg.jp/hongukan/event/20090703open.html
ちなみに館内にあるスライドショーには私が提供した伝統芸能の画像も入っています。どの画像かわかるかな?み熊野ねっとをご覧の方は要チェック♪

付記によるとイベント期間中は地域物産店がオープンし音無茶や温泉コーヒーの試飲コーナーもあるそうな。伝統芸能を見た後は地域の伝統食でどうぞ一服してください。
posted by そま@み熊野ねっと at 17:51 | 伝統芸能

2009年03月15日

地域伝統芸能まつり

晴れ。朝は地区の寺掃除でした。
終わってから本宮祭の寄付集め。今年もうちの地区は我が家が係です。




午後、テレビをつけたらNHKホールで公演された「まつりの響き〜第9回地域伝統芸能まつり〜」が放送されていました。このシリーズは第1回のテーマ「怨霊」からはじまり「恋(こひ)」「天地(あめつち)「変化(へんげ)」「福」「遊(あそび)」「もののあはれ」「翁と童」と続き、今回9回目は「祈り」がテーマになっていました。毎回日本各地の伝統芸能と古典芸能が登場し、梅原猛氏の新作能も上演されています。こういう流行に媚びない内容は、NHKでないとなかなか放映できないでしょうね。
公式サイト
http://www.jafra.or.jp/matsuri/index.php

今回驚いたのは舞楽「採桑老(さいそうろう)」が上演・放送されたことです。「採桑老」は秘曲の上舞うと死ぬと噂されている舞楽で、その為伝承が途絶えがちだったそうですが、今回、東儀俊美さんが舞われていました(報道によると2007年から復曲され、舞われているようです。演奏:十二音会)。

不老不死の薬を求めてさまよう老翁の一人舞。年配の方でないと表現が難しい世界だと思いました。
不吉な噂は置いておいて、幽玄の中にも老いてゆく人の生への希求を感じさせるこの舞は、若く新しいものばかりもてはやされがちな現代に舞われる意義が深いように思います。

今月は雅楽演奏会で「蘇莫者(そまくしゃ)」を拝見できたし今日はテレビをつけたら「採桑老」を拝見できたし(なんという偶然)、私、ラッキーかもしれません。

地域伝統芸能まつり、次回も楽しみですがDVDも発売してほしいです。




日本の伝統芸能と和楽器 全10巻セット [DVD]

posted by そま@み熊野ねっと at 23:23 | 伝統芸能

2009年03月06日

太鼓踊り教室5

夜、大瀬の太鼓踊り教室第5回。今日の太鼓は2人だけ(途中で先生が入ってくださったので後半は3人)、あとはみんな扇の踊りの人でした。足運びはなんとか覚えたものの、リズムをつかむのはまだむずかしいです。最後の早いリズムの方はたたきやすいのですが、1曲目の序破急でいうところの序、ゆっくりかげんがむずかしい。あと、曲から曲への移り方も切れ目なく移るので早くコツをつかみたいところです。

今期は今日でおしまいですが、また来月後半から始まります。もっと太鼓の人が増えてくれるといいなあ。

太鼓踊り教室4
太鼓踊り教室3
太鼓踊り教室2
太鼓踊り教室1
2002年の盆踊りの記録1
2002年の盆踊りの記録2
本宮町の盆踊り
タグ:太鼓踊り
posted by そま@み熊野ねっと at 21:50 | 伝統芸能

2009年02月27日

太鼓踊り教室4

夜、大瀬の太鼓踊り教室第4回。前回大瀬の方に教えていただいてだいぶわかりやすくなったものの、時間がたつと忘れてしまう部分もあり、わからない点を確認する為に昔の記録ビデオをみんなで見直してみたり。

踊りのはじめから最後になるにつれてだんだんテンポがはやくなってゆくのも大事なところです。
覚えきっていないうちはまめに復習しておかないといけませんね。

太鼓踊り教室3
太鼓踊り教室2
太鼓踊り教室1
2002年の盆踊りの記録1
2002年の盆踊りの記録2
本宮町の盆踊り
タグ:太鼓踊り
posted by そま@み熊野ねっと at 23:36 | 伝統芸能

2009年02月15日

太鼓踊り教室3

午前中、大瀬の太鼓踊り教室第3回。教室はいつも夜ですが、本日は大瀬の方々がいらして日中に開催、町外からも大瀬出身のベテランさんたちが指導に来て下さいました。

太鼓の腕の振り方も車のハンドルを動かす時のような円を描くとか、足もほぼすりあしであるとか、今までわからなかったところをどうしたらいいのか色々な方に助言をいただけてだんだんわかってきました。

地区の方のお手本を目の前にしてご指導いただけたのでリズムや動きがとてもわかりやすく、全体的に終わりの頃はだいぶ上達し、全員がひとつの輪になって、とても暖かい空気を感じました。
太鼓を打つ時のばちのあて方を太鼓の面をすらないようにあてることと、足運びをしっかり覚えることが今後の自分の目標です。

昔の郷土芸能はその地区の人以外習えなかったりして厳しかったそうですが、私は恵まれた時代に生きられたのだなと思います。

太鼓踊り教室2
太鼓踊り教室1
2002年の盆踊りの記録1
2002年の盆踊りの記録2
本宮町の盆踊り
タグ:太鼓踊り
posted by そま@み熊野ねっと at 20:34 | 伝統芸能

2008年12月26日

太鼓踊り教室2

夜、大瀬の太鼓踊り教室第2回。
今回は太鼓の参加者が少なかったのですが、大瀬の人たちの踊りのテープを聴きながら合せつつ練習。扇の踊りの人が圧倒的に多い現状なので、太鼓の人が増えてくれるといいなと思います。

私は自分で昔撮影させてもらった踊りの動画を観て復習したり先生に教えていただいたりしてやっと足の運び方がわかってきたので、前回よりずっと楽しく思えました。ただ、強く打つと締め太鼓が右になびいたり左になびいたりして動いてしまい、力加減が難しいところです。

テープを聴いていたら、はじめの“お庭まいり”がだいぶゆっくりのテンポだとわかりました。そして“おたか”に進むにつれて、テンポが速くなってゆく。“序破急”みたいなものでしょうか?盆踊りが好きな人はわかると思いますが、踊りが進むにつれてスイッチが入った〜!\(^o^)/というかんじになってくるんですよね。

次回は来年2月15日(1月はお休みで2月に2回練習するそうです)の日中、大瀬の方達に監督していただく事になりそうです。

前回の教室
2002年の盆踊りの記録1
2002年の盆踊りの記録2
本宮町の盆踊り
posted by そま@み熊野ねっと at 21:20 | 伝統芸能

2008年12月12日

石見神楽カレンダー

み熊野ねっと「おさんぽフォトアルバム」で以前取材させていただいた島根県・西村神楽社中のKAOさんから、来年度の石見(いわみ)神楽カレンダーをいただきました!有難うございます
(*^^*)♪
現在私のMacの上には今年12月の石見神楽カレンダーがかかっていますので、来年もまた眺めつつ楽しませていただこうと思います。

石見神楽カレンダー21
カレンダーの表紙。
私が写したこの画像より、
本物のカレンダーはもっときれいです。


平成21年度の表紙は「八衢(やちまた)」のアメノウズメノミコト。美しいですね。1月の「道返し(ちがえし)」からはじまり、12月は「大蛇(おろち)」でフィニッシュです。今年のカレンダーもそうだったけど、シメが「大蛇」というのが定番なのかな?熊野と関連のある演目「切目」と「鞨鼓」もまた登場してくれたら嬉しいです。

石見神楽ポスター
こちらはポスター式カレンダー。
いろいろな神楽面が拝見できます。
もうひとつ、陰陽神楽写真コンテストのポスター式カレンダーもありました♪


石見神楽カレンダー、浜田市観光協会のHPに詳細が書いてあります↓
http://www.kankou-hamada.org/modules/kagura/index.php?content_id=38

おさんぽフォトアルバムの石見神楽特集
2003年 高津神楽社中様(日高郡印南町公演)
http://www.mikumano.net/photo/28.html
2004年 西村神楽社中様(日高郡印南町公演)
http://www.mikumano.net/photo/37.html

そういえば「怪」vol.0025の表紙、石見神楽の面(with水木しげる氏)なのですよね。御神楽特集なのでこれは読みたいです♪


posted by そま@み熊野ねっと at 15:33 | 伝統芸能
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