東北の民俗芸能復興を応援する活動のリンク

2011年02月13日

第五回和歌山県民俗芸能祭

和歌山県民俗芸能祭を鑑賞しに、久々に和歌山市へ出かけました。この芸能祭は平成19年からはじまって、今年で第5回目です。

今年の出演団体は有田川町から「二川歌舞伎芝居・寿式三番叟」(二川歌舞伎芝居保存会)、海南市から「つつてん踊り」(つつてん踊り保存会)、新宮市から「三輪崎の鯨踊」(三輪崎郷土芸能保存会)、田辺市から「田辺祭」(田辺祭保存会・江川組)、紀美野町から「真国春鍬規式」(りら創造芸術高等専修学校・真国御田の舞保存会)、由良町から「横浜の獅子舞」(横浜の獅子舞保存会)の6団体でした。
どの団体の公演もそれぞれ特色と熱意が伝わる舞台でした。自分の住む南紀熊野からは「三輪崎の鯨踊」と「田辺祭」の江川組が出演。

「三輪崎の鯨踊」は「殿中踊」「綾踊」の2曲から成り、歌も踊りも勇壮で力強く、男の踊り!ってかんじでかっこいいです。綾踊の時に手に持つ「綾棒」、中には浜の小石が入っているらしく「じゃっじゃっ」という音がして、海の波の音を連想させます。踊り手の方達も若い人が多く熱気が感じられました。

田辺祭は神歌とお囃子を中心に、祭の解説を入れながらの上演。お囃子は掛け声と打ち物と、笛の静かなロングトーンの繰り返しが美しく、祭のお囃子なので同じフレーズを繰り返す部分も多く時間もかかるわけですが、前列の方でずっと姿勢を崩さずに笛を吹いていたひとがいて、凛としてかっこいい…って思いました。田辺祭りのお囃子は笠鉾巡行の光景とセットになった美しさもあると思うので、背景に笠鉾の映像があったらさらに良かったのではないでしょうか。

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会場でひとつ気になったのは和楽器のゆったりしたリズムを聴きなれていないおばさま方が客席でうるさかった事。教育のせいかもしれませんが、どんな芸能でも、鑑賞する側の器の問題ってあると思います。最近は学校教育に和楽器を取り入れる傾向があるようですから、これからは元々の日本のリズムを聴ける子たちが育ってほしいものですね。

全体的には子供から年輩の方まで幅広い年齢層が1つの舞台に凝縮されている団体も多く、地域全体で取り組む構造があって、その中で郷土の芸能を大切に「育てている」のが伝わってくるのは理想的だと思いました。色々な分野の伝統芸能に興味を持ってから民俗芸能祭を鑑賞したので、舞台の中に芸能の歴史の流れが見えるように感じる時もありました。
郷土の芸能は新しいか古いかが問題なんじゃなくて「育てる」の過程がどれだけ持てるかが大事だと思います。使い捨てのイベントや外注に依存する企画ばかりになっては勿体ないことですよね。
和歌山県には80件近くの無形民俗文化財があるので、今後の公演でも県下の様々な民俗芸能が拝見できるのを楽しみにしています。
タグ:民俗芸能
posted by そま@み熊野ねっと at 23:46 | 伝統芸能

2011年01月18日

馬頭観音のお祭(23年)

1月18日、本宮町大瀬地区で恒例の馬頭観音さんのお祭りが行われました。
本宮町も場所によって気温が違い、大瀬は中辺路町に近いため寒く、馬頭観音さんの祀られている吉祥院への山を登る途中の道にはあちこち積雪がありました。
雪を踏みしめながら山道を歩いていると、木の枝の上につもっていた雪がさらさらと降ってきます。

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お寺が近づくと、小学校の子供達の声がわいわい聞こえてきました。
5年生の子供達です。5年生になると「大瀬の太鼓踊り」を学校で習うので、大瀬のお祭にも授業の一環として参列しています。

地区の方と小学生と伝統芸能教室の人達が集まり、午前10時頃、和尚さんと御詠歌を歌う方がいらして法要が始まりました。
御真言、般若心経、舎利禮文、御詠歌、等々。
正座でお経を唱えていると心が落ち着きます。
暗記しているわけでもないのになんとなく合わせやすいように思うのは、高齢化する町で今まで参列した葬儀で歌った御詠歌の分、少しづつ頭に入っているのかもしれません。

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境内には空也上人の姿が刻まれた小さな石碑があり(くまの文庫別巻『熊野中辺路―歴史と風土―』という本に拓影が掲載されています)、空也上人は首から鉦を下げた姿で浮彫にされ、もしかしたら大瀬地区にも念仏踊の影響があって空也上人の姿にならい首から太鼓を下げたのだろうか?と想像しました。

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法要が終わって下山し、公民館で昼食をいただきました。
おにぎりと、お味噌汁。寒かったので身にしみて美味しく感じました。

大瀬の伝承、氏神様の祭の話で「昔は湯立(神楽)のあったこともあり、餅撒きもあった。」という記述が「熊野の民俗ー和歌山県本宮町ー」(近畿民俗学会編集・初芝文庫刊)にあります。熊野本宮大社の湯立てと別の話であれば、昔は大瀬でも湯立てが行われていた可能性がありそうです。
餅まきは今でも公民館前で行われ、後ろにいても結構餅が降って来て、よいおみやげになりました。
タグ:馬頭観音
posted by そま@み熊野ねっと at 23:46 |

2011年01月14日

今年もよろしくです・近況

新年1月もなかばを過ぎてしまいましたが、皆様あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
現在はTwitter主体で佐渡の記事途中で新年になってしまいましたが、続きは過去ログとしてUPしてゆきたいと思っています。

佐渡滞在中に二宮神社で拝見した熊野本宮が舞台の謡曲「巻絹」を撮影した動画「二宮神社の薪能」(15秒)が、「佐渡ワンダー動画」という携帯動画投稿サイトの動画コンテストに入賞し、「朱鷺と暮らす郷」というお米をいただきました!携帯動画のみの投稿サイトで15秒という制限はありましたが、おかげさまで我が家の昨年の秋は佐渡のお米で過ごすことが出来ました。スタッフの皆さん、有難うございました(※動画サイトは終了したようです)。

そしてお米のお礼動画として投稿した「佐渡お米美味しいワン」という、我が家のわんこたちとお米を撮影したとてもゆるい動画が今年に入って再生回数1000回を超えました。まさかうちのわんこたちが佐渡のサイトでそんなに閲覧されると思わなかったのですが、ご覧いただいた皆様有難うございます。
佐渡のお米、みずみずしくて本当に美味しいです。また行きたいなあ。
タグ:佐渡
posted by そま@み熊野ねっと at 23:46 | 日記

2010年08月19日

佐渡の旅その1

8月19日から23日迄、新潟県の佐渡島に行ってきました。佐渡は母方の祖母の出身地。前々から行きたかった場所で、やっと行く機会を得られました。紀伊田辺まで夫に送ってもらい電車で天王寺へ、大阪の伊丹空港から新潟まで飛行機で移動。海を渡らない新潟の山間部は祖父の出身地で子供の頃毎年行っていたのですが、久々に行ってみたら新潟市周辺の平野の多さに驚きました。

懐かしの新潟はバスの乗り換えが複雑でしたがTwitterの新潟県民さんに教えていただき難なく乗り換えることができました。県民某様、有難うございました♪新潟駅ジュンク堂で佐渡市の地図GET、朱鷺メッセ経由佐渡汽船行きのバスで佐渡汽船乗場へ、そして14時4分ジェットフォイルに初乗船。鼓童のイベントアースセレブレーションにむかうと思われる外国からのお客さんもちらほら。横に海上保安庁の船が見えました。

佐渡汽船ジェットフォイル

今回の佐渡行きは様々な要因が重なっての事でしたが、一番大きかったのは祖母の育った所ってどんな所なのだろう?という自分の中の気持ちです。それとTwitterでの鬼太鼓の話題や佐渡の話題があったこと、アースセレブレーションの蘭情さんの笛工房(笛作りのワークショップ)に申し込んだ事、松田弘之さんが能管を演奏される薪能の上演、熊野本宮が舞台の謡曲「巻絹」の上演、島内の熊野神社巡りなどが決定打になりました。

船がだんだんと島に近づき、きらきらした陽のさす海の向こうに佐渡島が見えてきた時はその美しさに感動しました。ある人が、こんなに龍が沢山住んでいる島ははじめて見た、って言っていたのもなんとなくイメージがわくように思いました。

島に到着すると、とてもほっとする空気を感じたのは自分の中にも佐渡の血が流れているからでしょうか。土産物店では鬼太鼓TシャツをGET♪両津でレンタカーを借り、佐和田の旅館にチェックインしてから相川下戸村の熊野神社を参拝。(参詣記はこちらにUP)。佐渡には熊野神社がたくさん鎮座しています。kosadoさん製作・佐渡熊野神社一覧

佐渡・相川の夕日

相川の地区は熊野比丘尼の拠点があった為か、熊野神社の数が多い所です。海に沈む夕日の美しさにも感動しました。
その近くの春日神社能舞台ではアースセレブレーションプレイベントとして薪能があり、能「屋島」、狂言「酢薑(すはじかみ)」、創作ダンス「鶴女房」が上演されました。私は舞台に近いゴザ席に座って拝見。

佐渡・春日神社能舞台

お世話になっている笛の先生と今年の本宮祭でお話ししていて、松田先生の能管の素晴らしさを伺っていたのでとても楽しみにしていました。篝火が焚かれて陽が落ちてゆく中で、木立から鳥か何かの生き物の声が上がったのだろうかと思ったのですが、舞台袖からの松田弘之さんの能管の音でした。聴く人の生命力を喚起させるような能管の音、生で聴く機会はなかなかないけれど、生の音って本当に素晴らしいと思いました。この日が私の薪能初体験となりました。

薪能後、夕飯をどうしようかと思っていたところTwitterのKosadoさんのお店を思い出し、迷うぐらいならKosadoさんの所に行こう!と、カーナビ作動させてRestaurant&Bar KOSADOへ。こちらのお店はランチが11時〜14時、ディナーが17時〜21時、バーが21時〜23時で夜遅くまで開いている店の少ない佐渡では貴重な存在です。丁度お店にいらしたKosadoさんとmigakiyaさんに初対面♪熊野神社巡りのアドバイスをいただいたり、ありがたい1日でした。

佐渡観光協会ブログ佐渡演能スケジュール
タグ:佐渡
posted by そま@み熊野ねっと at 23:08 | 日記

2010年08月02日

今年の大賀蓮と田辺祭

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こちらのブログではご無沙汰しておりますが元気です。Twitterでは毎日なにか書いています。過去日記もひとつ記事をUPしました。
さて写真は口熊野・上富田の今年の大賀蓮。7月25日に撮影したものです。この日は仕事が早く終わったので、蓮の開花を観に行き、そして恒例の「田辺祭」へ行きました。

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Twitterと連動した画像はこちらをどうぞご覧下さい。
http://twitpic.com/28v7j6
posted by そま@み熊野ねっと at 17:08 | 日記
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